部署紹介

淀川キリスト教病院は581床・全35診療科を有し、
一般病棟では7対1看護師配置で
固定チームナーシングを導入しています。

下記の各部署をクリックしていただくと、
部署の概要や特色がご覧いただけます。

ホスピス緩和ケア病棟

ホスピス緩和ケア看護課では、患者さま、ご家族がその人らしく過ごしていただけるように、お一人おひとりの生活の質の向上を大切にしています。また、身体症状だけでなく、心のつらさや社会的な問題、たましいを含めた全人的ケアの実践をめざしています。そのために、医師・看護師・チャプレン・栄養士・理学療法士などがチームを組み、患者さま・ご家族に寄り添うことを心がけています。

9B病棟
(脳外科・脳血管神経内科・耳鼻科)

9B病棟は、脳外科・脳血管神経内科・耳鼻科の混合病棟です。医師と共に脳卒中の急性期治療を行いながら、機能障害を持った患者さまへの援助を行っています。また、耳鼻科の喉頭蓋炎や扁摘の患者さまの術前術後ケアも行っています。部署では、機能障害(麻痺や失語、高次脳機能障害など)を持つ患者さまへのケアの向上をめざしています。認知症ケア認定看護師と協働し院内でのデイサービス開催などにも取り組んでいます。

8A病棟
(呼吸器内科)

8A病棟は「呼吸器センター」としての機能を持つ、呼吸器内科を主とした病棟です。肺炎、誤嚥性肺炎、気胸、喘息、間質性肺炎、閉塞性肺疾患などの慢性呼吸器疾患および肺がんの患者さまが多く、患者層は高齢で複数の疾患に罹患し、入退院を繰り返す患者さまが多くおられます。病棟では慢性呼吸器疾患看護認定看護師が活躍しており、入院後は急性期の治療を行いつつ、多職種との協働の下、早期からの退院支援に取り組んでいます。また、がん看護においては、緩和ケアチームと協働して、患者さまが最後までその人らしく過ごせるようにカンファレンスの充実を図っています。若いスタッフが多いですが、新入職員を含め、笑顔をたやさず看護の提供を行っています。

8B病棟
(腎臓内科・リウマチ膠原病内科・糖尿病内分泌内科・皮膚科)

8B病棟は、腎不全、糖尿病の教育・指導を中心に、腎臓疾患、糖尿病内分泌疾患、呼吸器内科疾患、皮膚疾患の患者さまにケアを行っている病棟です。初めて疾患を診断された方から慢性期の方まで、様々な患者さまがより安全に安心して療養できるように支援しています。入院後は今までの生活スタイルを見直し、病気と上手く付き合っていく方法を一緒に考えています。血液透析や腹膜透析、自己血糖測定やインスリン治療など、患者さまにとっては大きな決断となる治療も多く、退院後もご自身で管理できるよう支援しています。そのため、退院後のことも見据えて、糖尿病看護認定看護師をはじめとした多くの医療職が一人の患者さまに関わっています。他職種とのコミュニケーションが欠かせない部署ですので、互いに協力し合いながら看護師としての専門性を発揮できる人材の育成をめざしています。

7A病棟
(腫瘍内科・血液内科・化学療法対象者)

7階A看護課は、腫瘍内科・血液内科・緩和医療科・呼吸器内科・消化器内科を中心に病棟編成され、病棟45床(無菌室4床を含む)と外来30床が一体となった化学療法センターです。周手術期以外のがんを患う患者さまに対する治療全般を行っています。主としてがん化学療法・放射線療法に関しては治療を完遂できるように、緩和ケアに関しては終末期に限らず治療期から安楽に安心して治療が継続できるように支援しています。長い治療経過の中のほんの一部分を担う病棟・外来ですが、病名告知など悪い知らせを伝える場面に同席すること、治療や今後の過ごし方を決めるなどギアチェンジや退院支援に関わることが多く、専門的かつ幅広い知識と技術が求められます。化学療法認定看護師や緩和ケアチームを中心に多職種の専門チーム、また地域における専門職と協働して、患者さまが自立して治療に向き合うことができるように支援していくと共に、質の高いケアの提供をめざしています。

7B病棟
(泌尿器科・婦人科・形成外科・乳腺外科・眼科)

7B病棟は、泌尿器科・婦人科・形成外科・乳腺外科・眼科の混合外科病棟です。手術のほか、化学療法や放射線治療を受ける方に対する看護ケアや、ターミナル期の方のがんケアも必要となるため、専門的かつ幅広い知識と技術が求められます。私たちは、患者さまが退院後も安心して生活が送れるよう、多職種や医療チームとのカンファレンスを行い、退院支援に積極的に取り組んでいます。また緊急入院や緊急手術の際にも患者さまの不安を少しでも取り除き、安心して治療が受けられるように、スタッフ全員が協力し合っています。

こどもホスピス病棟

こどもホスピスでは、小児がん・難病・重症心身障がいを持つこどもたちが、家庭的な環境の中で安心して過ごせるように、お子さま一人ひとりの状態や成長発達に合わせた個別性のあるケアの提供を目指しています。また、お子さまがご家族や大切な方々と大切な時間をともに過ごせるよう楽しさと癒しを重視した支援も行っています。重症心身障がい児のレスパイトも受け入れ、当院の「こどもホスピス」がこどもたち、ご家族にとって第二の家として安心・安全で楽しさと癒しの場になるようにスタッフ全員で取り組んでいます。

6B病棟
(整形外科)

6B病棟は整形外科の単科であり、手、脊髄、関節、外傷、骨・神経・筋肉の疾患がある方が対象の病棟です。予定手術に加えて、転倒や事故による骨折の緊急入院があり、ベッド上で安静の患者さまも多く介護度は高めです。手術前よりリハビリを行いADLの向上に努めています。病棟では、週1回、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・リハビリテーション課(医師・理学療法士)とのカンファレンスで、患者さまの状態と今後の治療方針を話し合いスタッフで共有しています。また、看護師は患者さまのADL、住宅環境、家事動作等のニード評価を行い、医療ソーシャルワーカー・理学療法士・療養支援課とで方向性カンファレンスを行っています。

5A病棟
(消化器内科)

「消化器センター」と呼ばれている消化器内科の病棟で、消化器官、肝・胆・膵を含む消化器全般の疾患をもつ患者さまが入院されています。当院の消化器内科は胆膵内視鏡の技術が高く、肝・胆・膵疾患が高い割合を占めています。消化器内科は患者数が多いため、あらゆる病棟でお世話になっています。消化器の内視鏡やIVR治療、消化器慢性疾患やがんの発見から診断・治療・緩和医療まで、あらゆる病期の患者さまと接しています。慢性疾患で入院を繰り返す方が多いため、必要な生活指導や栄養指導が若いスタッフでももれなく行えるよう、パンフレットやチェックリストを使用したり、患者さまにとっても看護師にとっても安全で安楽にケアが行えるような取り組みをしています。

5B病棟
(外科・呼吸器外科)

5B病棟では、食道がん、胃がん、大腸(結腸・直腸)がんなどの消化管疾患、肝臓がん、膵臓がん、胆道がんなどの肝胆膵領域がんをはじめ、胆石症、胆管膵管合流異常症などの良性疾患の外科治療と化学療法を行っています。また肺がんや気胸などの呼吸器外科疾患も対応しており、虫垂炎、鼠径ヘルニア、痔疾、皮膚・皮下腫瘤などの小外科手術も担当しています。手術後には、ADLが低下しないよう、リハビリスタッフも介入しながら早期離床を進めています。合併症予防のためにも早期離床は非常に重要で、早め早めの対処がスムーズな退院にもつながっていきます。さらにストーマケアが必要な患者さまのために、皮膚・排泄ケア認定看護師が病棟での指導・教育に力を入れているのも特色です。

4A病棟
(循環器内科・心臓血管外科・救急科総合内科)

4A病棟では、心不全や心臓外科術後の急性期治療から在宅慢性期、そして緩和ケアチームと協働しターミナル期のケアを行っています。また、入院中から退院後も続けて専属の看護師のもと心臓リハビリが行われ、体調管理や講義を行い再燃・再発防止に努め、慢性心不全看護認定看護師による心不全看護外来においても、異常の早期発見から早めの治療介入へ貢献しています。循環器が中心の病棟ですが、呼吸器疾患患者さまの看護も行っています。慢性心不全看護認定看護師と院内感染リーダーが所属し、リーダー層の看護師とともに看護実践、スタッフ教育に積極的に取り組んでいます。

ウィメンズマタニティセンター・助産センター
(産科・婦人科)

ウィメンズマタニティセンター・助産センターは、産科・婦人科を中心とした女性専門の混合病棟です。産科がメインですが、状況によって婦人科良性疾患の予定手術の患者さまや、消化器のポリープ切除、白内障のパス適応者を受け入れています。そのため新生児から高齢の方まで、幅広い年齢の患者さまのケアを行っています。スタッフは全員助産師で構成されていますが、助産ケア以外の経験も積める環境が整っています。分娩件数は年間約1300件と多く、ハイリスク妊産婦の受け入れや院内助産システムを導入していることが特長です。病棟の雰囲気や多職種との関係も良く、全員が向上心とやりがいをもって、いきいきと働いています。

NICU/GCU

NICU(新生児集中治療室)21床、GCU(回復治療室)15床の病棟です。予定より早く産まれた赤ちゃんや、疾患をもって産まれた赤ちゃんはもちろん、超低出生体重児、新生児仮死など重症な赤ちゃんの治療・看護にも対応しています。またGCUの中にはご家族が院内外泊できるファミリールームを設けています。病棟内では早期から地域看護専門看護師・MSW(医療ソーシャルワーカー)・臨床心理士・医師・病棟看護師とのカンファレンスを実施。そこから開業医師・訪問看護師・保健師などとも連携しながら、必要な社会資源の活用を検討し、在宅に向けてご家族が安心できるような働きをしています。新人看護師に対しては新生児看護に必要な知識・技術だけでなく、日々の困っていることに新生児集中ケア認定看護師や先輩看護師が相談にのってくれる体制があります。

小児病棟
(小児科・小児外科)

小児病棟の対象年齢は0歳から12歳までで、診療科は小児科、小児外科、形成外科、整形外科、脳外科、耳鼻科、眼科など幅広く受け入れています。また、各診療科の協力のもと24時間体制で小児救急診療を行っています。小児病棟では、こどもの安静度や発達段階に合わせた関わりやケアを大切にしています。処置や手術の説明は、少しでも興味を持って聞いてもらえるように絵本のキャラクターを登場させるなど工夫をこらしています。季節行事として実施しているサマーフェスタや運動会、クリスマス会などのイベントも大好評です。こどもたち、またそのご家族が安心して過ごすことができるよう心がけています。

手術室/手術センター

当手術室では、外科系だけでなく内科系疾患の内シャント造設やCVポートやペースメーカー挿入、産科の帝王切開手術などの手術に対応しています。年齢層も新生児から高齢の方まで幅広く、予定手術や緊急を合わせ、毎月約600件の手術に対応しています。手術看護は特殊性・専門性が高いため、手術看護学会が提唱するラダー評価を取り入れ、プリセプター・プリセプティ関係を重視し実践能力の向上に努めています。昨年度から「術前訪問」「WHO手術安全チェックリストによる誤認防止」「感染防止対策」が充実するよう取り組んでいます。患者さまお一人おひとりが、安全な環境で安心して手術が受けられるような環境作りとチームワークを大切にしています。

ICU

当院は地域の急性期・救急医療の基幹病院として高度な医療サービスを提供しています。その中心的存在となるのが、集中治療室(12床)です。ここでは脳卒中、心筋梗塞、重度の肺炎、多臓器不全など、内科・外科を問わず、様々な重症患者さまを受け入れています。ICUの看護師には幅広い疾患への対応力や重症患者さまに対する丁寧な看護ケアが求められます。また、ご家族も突然のことで動揺していらっしゃるケースが多く、不安を軽減するような精神的なフォローが欠かせません。こうしたICUの看護は特殊だと思われがちですが、実はそうではなく、最も基本的な看護を学べる部署だといえます。そして、ICUで学んだことは、後でどの分野に行っても役に立つはずです。

透析センター

透析看護課では、維持期患者の外来透析と合併症治療などの急性期患者さまの入院透析を臨床工学技士と共に実施しています。慢性腎臓病(CKD)患者さまへ療法選択から透析導入に向けての支援、維持期の患者さまには合併症予防のための自己管理やフットケア指導を行い、安全な透析の提供を行っています。また在宅治療である腹膜透析患者さまへの療養支援も行っています。外来透析では受け持ち看護師を中心に、適宜、看護計画立案、ケアの実施、評価を行いチーム全体で個別性のあるケアの提供ができるように努めています。

健康管理増進センター

保健看護課では、採血、問診、胃カメラ介助、婦人科診察介助、内科診察介助、胃透視介助、計測、眼圧検査、保健相談、結果表作成など広範囲の健診業務を行っています。1日100名前後の利用者さまが来られますので、他部署のスタッフと協力しながら待ち時間の調整をしています。またドック後のアフターフォローにも取り組んでいます。メタボリックシンドロームに着目した特定保健指導(6か月間フォロー)、生活習慣病の受診勧奨やがんなどの追跡調査を行っています。

救急センター

当院には救急外来・救急病棟・放射線科を備えた救急センターがあり、そのうち救急外来と救急病棟は、スタッフが連携して活動しています。 救急外来は、全診療科を対象とした2次救急告示病棟です。患者さまの中には搬送中に重症化する方もおられるため、3次救急にも対応できるようにしています。当院では年間、救急車による搬送約7,000件、自己来院約30,000件に対応しています。 救急病棟は、夜間に緊急入院される患者さまのための病棟です。ICU適応の患者、産科を除くすべての診療科が対象です。専門的な知識と技術が求められるため、さまざまな勉強会を開き、経験のある先輩が指導にあたるなど、部署内の教育にも力を入れています。新人看護師も配属可能です。