淀川キリスト教病院は581床・全36診療科を有し、一般病棟では7対1看護師配置で固定チームナーシングを導入しています。
フロアマップ画像の下にある各部署をクリックすると、部署の概要や特色がご覧いただけます。
- 9F
ホスピス・緩和ケア病棟 - 9F
9B病棟(脳外科・脳血管神経内科・耳鼻科/小児耳鼻科) - 8F
8A病棟(呼吸器内科) - 8F
8B病棟(腎臓内科・リウマチ膠原病内科・糖尿病内分泌内科・皮膚科) - 7F
7A病棟(腫瘍内科・血液内科・化学療法対象者) - 7F
7B病棟(泌尿器科・婦人科・形成外科/小児形成外科・乳腺外科・眼科) - 6F
こどもホスピス病棟 - 6F
6B病棟(整形外科) - 5F
5A病棟(消化器内科) - 5F
5B病棟(外科・呼吸器外科) - 4F
4A病棟(循環器内科・心臓血管外科・救急科・総合内科) - 4F
ウィメンズ&
マタニティセンター・
助産センター(産科・婦人科) - 4F
NICU/GCU - 3F
小児病棟(小児科・小児外科) - 3F
手術センター - 3F
ICU - 2F
健康管理増進センター - 2F
透析センター - 1F
救急センター
ホスピス緩和ケア病棟
ホスピス緩和ケアでは、患者さん、ご家族がその人らしく過ごしていただけるように、お一人おひとりの生活の質の向上を大切にしています。また、身体症状だけでなく、心のつらさや社会的な問題、たましいを含めた全人的ケアの実践をめざしています。そのために、医師・看護師・チャプレン・栄養士・理学療法士などがチームを組み、患者さん・ご家族に寄り添うことを心がけています.
9B病棟 (脳外科・脳血管神経内科・耳鼻科/小児耳鼻科)
9B病棟は、脳外科・脳血管神経内科・耳鼻科の混合病棟です。急性期の脳卒中治療と機能障害を持つ患者さんの支援を提供します。また、耳鼻科の喉頭蓋炎や扁摘の患者さんの術前術後ケアも行っています。部署では、機能障害(麻痺や失語、高次脳機能障害など)を持つ患者さんへのケアの向上を目指し、認知症ケア認定看護師と協力して院内でのデイサービス開催などにも取り組んでいます。
8A病棟 (呼吸器内科)
8A病棟は、呼吸器内科を中心にした「呼吸器センター」の機能を担う病棟です。主な患者さんは肺炎、誤嚥性肺炎、気胸、喘息、間質性肺炎、閉塞性肺疾患、肺がんなどの慢性呼吸器疾患の方で、高齢の患者さんが多く、入退院が頻繁です。慢性呼吸器疾患看護認定看護師が在籍し、急性期治療から早期退院支援まで幅広い看護を提供しています。がん看護においては、緩和ケアチームと連携して、患者さんが最後まで快適に過ごせるように努力しています。若いスタッフが多いですが、新入職員も含め、笑顔を絶やさず看護を行っています。
8B病棟 (腎臓内科・リウマチ膠原病内科・糖尿病内分泌内科・皮膚科)
8B病棟では、腎臓疾患、リウマチ膠原病内科疾患、糖尿病内分泌疾患、呼吸器内科疾患、皮膚疾患の患者さんにケアを提供しています。初診から慢性期まで、幅広い患者さんに対応し、安全かつ安心な療養をサポートしています。入院されている方の生活スタイルを見直し、病気との向き合い方を共に考えます。血液透析、腹膜透析、自己血糖測定、インスリン治療など、重要な治療を提供し、患者さんが退院後も管理できるよう支援します。糖尿病看護認定看護師などの専門家と連携し、患者さんに関与します。部署では多職種との協力が不可欠で、看護師の専門性向上を重視しています。
7A病棟 (腫瘍内科・血液内科・化学療法対象者)
7A病棟は、腫瘍内科、血液内科、緩和医療科、呼吸器内科、消化器内科を中心に構成された病棟で、病棟には45床(無菌室4床を含む)と外来30床が統合されています。がん化学療法と放射線療法を含む幅広い治療を提供し、患者さんの治療を支えます。緩和ケアに焦点を当て、患者さんが治療中にも快適で安心した状態を維持するお手伝いを行います。がん患者の方に対する知識と技術が求められる部署で、病名の通知や治療計画など重要な決定を支えます。化学療法認定看護師や緩和ケアチームと連携し、患者さんの独立性と質の高いケアを提供することを目指しています。
7B病棟 (泌尿器科・婦人科・形成外科/小児形成外科・乳腺外科・眼科)
7B病棟は、泌尿器科、婦人科、形成外科、乳腺外科、眼科が組み合わさった外科病棟です。手術だけでなく、化学療法や放射線治療を受ける患者さんに対する看護ケアとターミナル期のがんケアが必要です。このため、幅広い専門知識とスキルが求められます。退院後も患者さんが快適に生活できるように、多職種との連携と医療チームのカンファレンスを積極的に行っています。また、緊急入院や手術時にも、患者さnの不安を取り除くために全スタッフが協力し、安心して治療を受けられる環境を提供しています。
こどもホスピス病棟
こどもホスピスは、小児がん、難病、重症心身障がいを持つこどもたちが、家庭的な環境で安心して過ごせるように、個別性のあるケアを提供します。お子さまが家族や大切な人々と楽しみ、癒される時間を過ごせるように、楽しみと癒しを大切にしています。重症心身障がい児のレスパイトも提供し、こどもたちとご家族にとって第二の家として安心できる場所にするため、スタッフ全員が協力しています。
6B病棟
(整形外科)
6B病棟は整形外科の単科で、手、脊髄、関節、外傷、骨・神経・筋肉の疾患を扱います。予定手術の他に、転倒や事故による骨折の緊急入院もあり、介護度が高い患者さんが多いです。手術前からリハビリを行い、ADL(日常生活動作)の向上に取り組んでいます。病棟では医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、リハビリテーション課(医師、理学療法士)との週1回のカンファレンスを通じて、患者さんの状態と治療方針を共有しています。看護師は患者さんのADL、住宅環境、家事動作などを評価し、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、療養支援課と協力して方針を決定します。
5A病棟
(消化器内科)
5A病棟は「消化器センター」と呼ばれ、消化器内科の病棟です。消化器官、肝・胆・膵を含む消化器全般の疾患を持つ患者さんが入院されています。特に、当院の消化器内科は胆膵内視鏡の技術が高く、肝・胆・膵疾患が高い割合を占めています。消化器内科は患者数が多いため、あらゆる病棟でお世話になっています。消化器の内視鏡やIVR治療、消化器慢性疾患やがんの発見から診断、治療、緩和医療まで、あらゆる病期の患者さんと接しています。慢性疾患で入院を繰り返す方が多いため、生活指導や栄養指導がスムーズに行えるように、パンフレットやチェックリストを使用したり、患者さんにとっても看護師にとっても安全で安心なケアが提供されるよう取り組んでいます。
5B病棟
(外科・呼吸器外科)
5B病棟では、消化管疾患(食道がん、胃がん、大腸がんなど)や肝胆膵領域がん、呼吸器外科疾患、小外科手術などの外科治療と化学療法を行っています。手術後、早期離床と合併症予防のためにリハビリスタッフが介入し、スムーズな退院をサポートします。また、ストーマケアが必要な患者さんに対して皮膚・排泄ケア認定看護師が病棟で指導・教育を行っています。
4A病棟
(循環器内科・心臓血管外科・救急科・総合内科)
4A病棟では、心不全や心臓外科術後の急性期治療から在宅慢性期、そして緩和ケアチームと協働しターミナル期のケアを提供しています。入院中から退院後も専属の看護師の指導のもと心臓リハビリが行われ、体調管理や講義を通じて再燃・再発防止に貢献しています。慢性心不全看護認定看護師による心不全看護外来もあり、異常の早期発見から早めの治療介入をサポートします。循環器を中心に、呼吸器疾患患者さんの看護も行っています。慢性心不全看護認定看護師と院内感染リーダーが所属し、リーダー層の看護師とともに看護実践とスタッフ教育に積極的に取り組んでいます。
ウィメンズマタニティセンター・助産センター
(産科・婦人科)
ウィメンズマタニティセンター・助産センターは、産科・婦人科を中心とした女性専門の混合病棟です。産科がメインですが、状況によって婦人科良性疾患の予定手術の患者さんや、消化器のポリープ切除、白内障のパス適応者を受け入れています。新生児から高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんに対応しています。スタッフは全員助産師で、助産ケア以外の経験も積むことができます。年間の分娩件数は約1300件で、ハイリスク妊産婦の受け入れや院内助産システムの導入が特長です。病棟の雰囲気が良く、多職種との関係が緊密で、スタッフ全員が向上心とやりがいを持って働いています。
NICU/GCU
NICU(新生児集中治療室)21床、GCU(回復治療室)15床の病棟です。予定より早く産まれた赤ちゃんや、疾患をもって産まれた赤ちゃんはもちろん、超低出生体重児、新生児仮死など重症な赤ちゃんの治療・看護にも対応しています。GCUの中にはご家族が院内外泊できるファミリールームもあります。病棟内では早期から地域看護専門看護師・MSW(医療ソーシャルワーカー)・臨床心理士・医師・病棟看護師とのカンファレンスを実施。開業医師・訪問看護師・保健師などとも連携し、必要な社会資源の活用を検討し、在宅に向けてご家族が安心できるようなサポートを提供しています。新人看護師に対しては新生児看護に必要な知識・技術だけでなく、日常の課題についても新生児集中ケア認定看護師や先輩看護師がサポートしています。
小児病棟
(小児科・小児外科)
小児病棟は0歳から12歳までの幅広い年齢層を対象に、小児科、小児外科、形成外科、整形外科、脳外科、耳鼻科、眼科などの診療科を受け入れています。また、各診療科の協力のもと、24時間体制で小児救急診療を提供しています。小児病棟では、こどもたちの安静度や発達段階に合わせたケアを重視しています。処置や手術の説明は、絵本のキャラクターを活用して分かりやすく伝え、こどもたちが興味を持ちやすいように工夫しています。また、季節行事としてサマーフェスタ、運動会、クリスマス会などのイベントを実施し、こどもたちとそのご家族が安心して過ごせる環境を提供しています。
手術室/手術センター
手術室/手術センターでは、外科系だけでなく内科系疾患の内シャント造設、CVポート、ペースメーカー挿入、産科の帝王切開手術など、幅広い手術に対応しています。新生児から高齢の患者さんまで幅広い年齢層を対象に、予定手術と緊急手術を合わせて、毎月約600件の手術を行っています。手術看護は高度な専門性が求められるため、手術看護学会のラダー評価を導入し、プリセプター制度を重視してスタッフの実践能力を向上させています。さらに、術前訪問、WHO手術安全チェックリストを使用した誤認防止、感染防止対策などに取り組んでおり、患者さんが安全で安心な環境で手術を受けられるよう努力しています。
ICU
当院は地域の急性期・救急医療の基幹病院として高度な医療サービスを提供しています。その中心的存在となるのが、集中治療室(12床)です。ここでは脳卒中、心筋梗塞、重度の肺炎、多臓器不全など、内科・外科を問わず、様々な重症患者さんを受け入れています。ICUの看護師には幅広い疾患への対応力や重症患者さんに対する丁寧な看護ケアが求められます。また、ご家族も突然のことで動揺していらっしゃるケースが多く、不安を軽減するような精神的なフォローが欠かせません。こうしたICUの看護は特殊だと思われがちですが、実はそうではなく、最も基本的な看護を学べる部署だといえます。そして、ICUで学んだことは、後でどの分野に行っても役に立つはずです。
透析センター
透析看護課では、維持期の方の外来透析と合併症治療などの急性期の方の入院透析を臨床工学技士と共に実施しています。慢性腎臓病(CKD)患者さんへ療法選択から透析導入に向けての支援、維持期の患者さんには合併症予防のための自己管理やフットケア指導を行い、安全な透析の提供を行っています。また在宅治療である腹膜透析患者さんへの療養支援も行っています。外来透析では受け持ち看護師を中心に、適宜、看護計画立案、ケアの実施、評価を行いチーム全体で個別性のあるケアの提供ができるように努めています。
健康管理増進センター
健康管理増進センター(保健看護課)では、採血、問診、胃カメラ介助、婦人科診察介助、内科診察介助、胃透視介助、計測、眼圧検査、保健相談、結果表作成など広範囲の健診業務を行っています。1日100名前後の利用者さまが来られますので、他部署のスタッフと協力しながら待ち時間の調整をしています。またドック後のアフターフォローにも取り組んでいます。メタボリックシンドロームに着目した特定保健指導(6か月間フォロー)、生活習慣病の受診勧奨やがんなどの追跡調査を行っています。
救急センター
当院には救急外来・救急病棟・放射線科を備えた救急センターがあり、そのうち救急外来と救急病棟は、スタッフが連携して活動しています。 救急外来は、全診療科を対象とした2次救急告示病棟です。患者さんの中には搬送中に重症化する方もおられるため、3次救急にも対応できるようにしています。 当院では年間、救急車による搬送約7,000件、自己来院約30,000件に対応しています。 救急病棟は、夜間に緊急入院される患者さんのための病棟です。ICU適応の方、産科を除くすべての診療科が対象です。専門的な知識と技術が求められるため、さまざまな勉強会を開き、経験のある先輩が指導にあたるなど、部署内の教育にも力を入れています。新人看護師も配属可能です。